心の病気の知識
感情、思考、意欲といった心の働きは、脳の機能が作り出していることが明らかになっています。
脳は、およそ千数百億個もの神経細胞から成り立っている複雑なコンピュータなのです。
さまざまな部位に分かれ、神経細胞が集まっている皮質や核といった、いろいろな部分から成り立っている神経細胞の集合体なのです。
脳の神経細胞は、互いに複雑な配線のようにつながっていて、電気的な刺激(インパルス)がシナプスという特殊な接続の場所に伝わることで、情報が伝達されます。
シナプスでは、神経伝達物質を放出して次の神経細胞の受容体(レセプター)に受け取らせて情報を送るのですが、ここでは電気的な刺激が化学的なシグナルに変換されて伝わっていきます。
人の脳にはおよそ千数百億個もの神経細胞があり、無数のシナプスを形成していると推定されています。
脳内の神経物質は60余りがあるとされ、よく知られているのは、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン、アセチルコリン、ヒスタミンなどです。
セロトニンは気分、不安、強迫、摂食行動、睡眠に、ドーパミンは運動、血圧、心拍、幻覚、疲労などのエネルギー全体に関与するとと考えられています。
また、脳内の神経伝達物質の中には、薬物に近い物質があります。
脳はそれ自身のモルヒネ(エンドルフィン)やマリファナ(アナンダミド)を作るといわれています。
薬物は、脳内にもとからある神経伝達物質に類似していることが多いのです。
うつ病がんばるな!
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