解離性障害の症状
解離性運動障害とは、一般的な身体疾患が認められないにもかかわらず、声が出なくなる、目が見えなくなる、手や足が動かなくなるといった身体機能不全の症状が出現することをいい、それらの背景には、心理的なストレスが関与しています。
症状は、大別すると、運動障害と感覚障害があります。
運動障害には、機能性運動失調で体の一部分の麻痺症状としての失書、失声、失立、失歩、解離性けいれんなどがあります。
このけいれんはてんかん発作に似ていますが、てんかんよりも持続時間が短く睡眠中には起こらないのが特徴で、脳波は正常で発作中けがをすることはまれです。
感覚障害は、視野狭窄や視野がぼけたりする視覚障害や、聴覚障害、痛覚、温度覚などの皮膚感覚が部分的になくなったり完全脱失する知覚障害、嗅覚障害などがあります。
特徴としては、次のことがあげられます。
@過去にストレスによる身体症状や、解離性症状の既往があることが多い。
A身近な人の症状をモデルとして模倣することがある。
B症状の重篤さに比して無頓着な態度をとる。
特にてんかん性症状の結果として利益を得られた場合。
C女性に多く、成年初期までに発症することが多い。
D性格特徴はヒステリー性格だけでなく、生真面目で責任感の強いメランコリー親和型の性格傾向の者に見られる。
うつ病がんばるな!
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