メタボとうつ病
高血圧や高脂血症がアルツハイマー型認知症を含む認知症の危険因子であるといわれるようになりました。
また、認知症には抑うつ症状の合併が非常に多いともされます。
また、脳梗塞や脳出血の後に無気力や意欲減退、不眠などの抑うつ状態が現れるともいわれています。
視床内側の梗塞後に、健忘と失計算、失見当識、自発性や意欲の低下をきたす病態が知られ、現在では脳の回路の血管障害により抑うつ状態そのものが引き起こされるともいわれています。
また、メタボリックシンドロームとうつ病に関係があるともいわれ、メタボはインスリンの抵抗性を高める悪玉のTNF-αやPAI-1などが増加することが知られており、うつ病でも同じ現象が知られています。
また、ストレス制御に関連するグルココルチコイドという神経ホルモンの活性が増大し、これもインスリン抵抗性の増加に関与します。
その結果、うつ病では糖尿病を合併する率が多くなり、また、うつ病ではメタボの合併率も上昇します。
悪玉のTNF−αは魚に多いEPAやDHAによって放出が抑制され、メタボの予防になるうえ、うつ病の予防にもなるのです。
食生活を改善してメタボを予防していくことが、老年期のうつ病や認知症の予防をかねているのです。
うつ病がんばるな!
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