抗うつ薬とアルコールやタバコ
抗うつ薬を服薬中にアルコールを飲むと、薬剤の中枢神経系抑制作用が強められて、好ましくない症状を生じます。
特に抗不安薬や睡眠薬を一緒に服用している場合は、危険な状態に陥ることがありますので、アルコールは飲んではいけないのです。
抑うつ気分を吹き飛ばすためにアルコールに頼る人が多いようですが、軽いうつ状態から、アルコール依存になり、二次性のうつ病になるのです。
また、双極性感情障害とアルコール依存とも関係があり、日頃から飲酒癖を作らないようにすることは、心身を健康に維持するために大切なのです。
また、抗うつ薬とタバコの関係について、うつ状態で禁煙するとうつが悪化するという一方、ヘビースモーカーは重症のうつになりやすいという報告もあります。
タバコと抗うつ薬の相互関係もまだ明らかではないのです。
また、服薬中には妊娠しないようにしまう、万一服薬中に妊娠した場合、三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬で胎児に異常が現れるという報告は特にありません。
また、出産後のうつ病はしばしば悪化し、授乳中に服薬すると、抗うつ薬は母乳に移行し、赤ちゃんの身体に蓄積する可能性がありますので、その場合には、人工栄養をとらせるようにします。
うつ病がんばるな!
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