PTSDと急性ストレス反応
心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、著しく恐怖的で、生命の危険を感じるような出来事に短時間または持続的に遭遇した後に、ある種の無感覚、情動の鈍さ、周囲への鈍感さ、無関心さなどを主な症状として、ショックを受けた体験を思い出すような行動や状況、物事などを回避するようになった病態です。
突然、ショックを受けた場面のフラッシュバックのため不安、恐怖、不眠、抑うつ状態になったり、時には興奮状態、攻撃的な状況も見られ、ショックを受けたときの夢に何回も襲われます。
また、急性ストレス反応は、特に問題のなかった人が、強い身体的、精神的ストレスに反応してすぐに生じる困惑状態、抑うつ、不安、激怒、絶望、興奮の状態が48時間ぐらい持続し、通常3日ぐらいで消失する病態をいいます。
強い身体的、精神的ストレスとは、自然災害、交通事故、性的暴行、自宅の放火、肉親の突然死などです。
ショックを受けてすぐに精神症状が現れるのが急性ストレス反応なのです。
急性ストレス反応の治療では、まず安心して過ごせる人と安心して過ごせる環境にいることが必要で、その他、抗不安薬の服用、不眠があれば睡眠薬を服用します。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)も、安心して過ごせる人と過ごせる環境が大切で、状態により睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬などを使用し、認知療法などを併用して行います。
うつ病がんばるな!
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