広汎性発達障害の子とは
精神医学的に広汎性発達障害とは、次の特徴のある障害です。
@言語の問題
言語の遅れが多くみられ、遅れは見られなくても語の使用方法や話し言葉のイントネーションが独特であったりします。
A対人交流の質的障害
対人交流は求めますが、それが一方的であったり場の空気が読めなかったり、相手の立場に立って振舞えなかったりします。
Bこだわり行動
その子供自身の物事の決まりごとや儀式へのこだわりが極端で、それが変化することもまた嫌がります。
このほかにも、知覚の過敏性、認知の問題、かんしゃくなどの気分の問題、てんかんの合併の頻度の多さなどがみられます。
五感である聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚のうちどれかが敏感なことがあり、それぞれ耳ふさぎ、目を細める、触れられるとひくつく、匂い嗅ぎや偏食などの行動として現れたりします。
また誘因のはっきりしないかんしゃくが出現し、気持ちの切り替えも難しく、なだめようとしても興奮が続いてしまったりします。
また、広汎性発達障害の特徴として、目から入る視覚情報が優位な子供が多く見られ、機械的な記憶力に優れている子もいます。
ですので、一概に発達の遅れがあるとは言えず、むしろ各領域の発達のバランスに問題があるともいえるのです。
うつ病がんばるな!
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