特定の行動を繰り返す強迫性障害
小学校6年生の男の子ですが、最近、汚いといってよく手を洗い、何度も洗わないと気がすまないようなのですが。
この場合、強迫性障害の可能性が高いと考えられ、強い不安を伴う考えが頭に浮かび、それが何回も繰り返されるものを強迫観念といいます。
この観念を打ち消すために特定の行動をせずにいられないとき、この行動を強迫行動といいます。
このような強迫観念と強迫行為を主な症状とする障害を強迫性障害をいい、この障害は子供にもみられます。
強迫観念の内容には、ある数や言葉を繰り返さないと不安になるといった儀式的なもの、鍵を閉めたか、ガスを止めたか、電気を消したか、などの不完全強迫、些細なことが気になって質問せずにいられない詮索癖、汚れたり病気がうつったりすることを気にする不潔恐怖・疾病恐怖、自分が悪いことをしたのではないか、人を傷つけたのではないかと悩む罪悪恐怖などさまざまな種類のものがあります。
これらの不安を打ち消すために、一定の儀式をしたり、確認を繰り返したりする強迫行為が出現します。
また、子供の強迫性障害の場合には、自分ひとりで不安を抱えきれずに、家族、特に母親に確認を求める場合がみられます。
始めのうちはそれに付き合っていた家族も、あまり確認が度重なると、うんざりしたり怒ったりするようになると、本人にはますます不安が高まり、また確認を求めるという悪循環になることがあります。
強迫性障害の治療には、本人の薬物療法と精神療法が必要になります。
うつ病がんばるな!
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