薬の効き目が悪くなる
精神科や心療内科で使っている薬の中には、稀ですが、服用しているうちに効き目が悪くなるものがあり、これを耐性形成といいます。
現在、精神科で治療目的で使用されている向精神薬の大部分は、耐性の生じない薬で、医師の指示を守って使用していれば問題はありません。
また、やめられなくなる、と考えがちですが、薬というのは徐々に減量しやめていくのが普通ですから、1日3回の服用を2回に減らしていくとか、3種類を2種類に減らすとか、少しずつ時間をかけて減量しますから、やめられないことはないのです。
しかし、薬を減量して中止した後に再燃した場合は、まだ病気が完治していないので、その後も服薬と薬の調整が必要なのです。
また、治療に用いられる向精神薬は、病気の人が服用すれば薬の効果で症状がよくなりますが、必要がない人が服用した場合、副作用ばかり強く出てしまう場合があります。
例えば、鎮静効果の強い抗精神病薬を健康な人が服用すると、眠気が強く出ます。
抗うつ薬などは、健康な人が服用しても気分がよくなるのではなく、終日頭がボーっとしてしまうのです。
向精神薬は麻薬とは違いますが、多くは「麻薬及び向精神薬取締法」によって扱いが厳しき制限され、一定の資格がないと譲り渡せないことになっています。
胃腸薬や感冒薬と違い、睡眠薬なども規制の対象になっていますから注意が必要です。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|
|