睡眠薬でボケたりやめられない
睡眠薬は服用後の血中濃度の変化によって、いろいろな作用があり、まず、不安を取り除く作用が現れ、それから眠らせる作用が出現します。
そしてさらに濃度が高くなると、記憶力が減退する健忘作用がでてきます。
そのため無理に起きていたり、途中で起きてしまったりすると、睡眠薬の血中濃度が高いために、そのときの出来事を覚えていないことがあります。
このため、睡眠薬を服用するとボケるという誤解があるのですが、血中濃度が低下すれば健忘作用は消失しますから、睡眠薬を長期に服用してもボケる心配はないのです。
また、現在使われている睡眠薬は、ベンゾジアゼピン系で長期間服用しても悪い影響はなく、安心して服用できます。
ただし、急に睡眠薬をやめてしまうと、服用しなかったことを意識して不眠を悪化させる原因になります。
やめるときは、まず2〜3週間、服薬によってしっかり眠れることを確認してから、1日の服用量を少量減らしていき、これを繰り返し、最少量になってから服薬を1日おきにします。
薬を飲んだ日も飲まない日も同じように眠れることを確認し、服薬を2日おき、3日おきに間隔を延ばしていき、睡眠薬をやめていきます。
また、短時間作用型の睡眠薬を長時間作用型のものに変更すると、やめやすいといわれています。
うつ病がんばるな!
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