高齢者のうつ病と認知症
認知症の初期の人が、うつ病と診断され、徐々に物忘れが目立ってきて認知症が判明することがあり、特に認知症の中でも前頭側頭葉認知症・ピック症は、初期に記憶障害は目立たず、うつ症状が目立たず、うつ症状が主体になる場合もあるので間違いやすいのです。
逆に、うつ病の人は、物を覚える意欲も低下してしまうので記憶力が低下したように見えることがありますが、この状態は仮性認知症といいますが、認知症ではないのです。
認知症は脳の神経細胞やその周囲の細胞が変性したり、脳卒中で脳内の血管がつまったり出血したりすることから起こる脳の器質的病気です。
確定診断として一部は頭部CTやMRIでできますが、多くは死亡後に脳を解剖してみないとわからないのです。
物忘れ、同じことを繰り返して話す、人が変わったなどの自他覚症状から予測的な判断になってしまうのです。
うつ病は脳の神経伝達物質の不足が原因とされており、やる気がない、食欲が低下した、朝早く目が覚めて憂うつなどいう自覚症状などから判断します。
また、認知症にうつ病が併発している場合もあります。
うつ病がんばるな!
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