更年期の抑うつ症状
更年期とは、生殖期から老年期への移行期とされ、閉経をはさむ前後5年間の約10年間とされています。
更年期の身体変化は生理的な現象なのですが、更年期のホルモンの変動による身体変化は、更年期を迎えた女性の心理や精神疾患の発症にさまざまな影響を及ぼしているのです。
更年期障害は、更年期に現れる多種多様な症候群で、器質的変化に相応しない自律神経失調症を中心とした不定愁訴を主訴とする症候群とし、その原因については、性腺機能の変化が視床下部の神経活動に変化をもたらし、神経性・代謝性のさまざまな生体変化を引き起こすことによると考えられています。
更年期は心理的・社会的にも不安定な時期であるため、その発現には心因性要因も大いに関係しているとされます。
更年期のホルモンの変動により起こるのぼせ、発汗等の血管運動神経症状が強く、日常生活に支障をきたしている場合はホルモン補充療法(HRT)などが必要で、また、抑うつ、気力低下などうつ病の精神症状を強く認める場合は精神科的治療が必要とされます。
うつ病がんばるな!
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