心の病気の原因
体と同じように心にも病気があり、心の病気は原因が体にある場合と心にある場合があります。
外からの因子によって体や脳に変化が起きた場合を外因性といい、アルコールや覚せい剤などの依存によって、脳の働きが異常になる場合などです。
頭部外傷や脳炎などによって、脳の組織が障害される場合があります。
自分の体や脳の素質などに原因がある場合を内因性といい、統合失調症や気分障害のように、何らかの素因によると考えられる場合などです。
こうした病気は、脳内の神経細胞同士をつなぐ場所(シナプス)で働く、ごく微量の神経伝達物質の過不足や、その物質を受け取る受容体(レセプター)に異常があるか、素質的に異常が起こりやすいためと考えられています。
心に原因がある場合を心因性といい、精神的なストレスによって病気が引き起こされる場合をいいます。
急性ストレス反応、適応障害、PTSD(外傷後ストレス障害)、強迫性障害などがあります。
ただし、うつ状態や錯乱などは、ストレスが原因となって発症することも多く、体と心のどちらに原因があるか、必ずしも区別が明確ではないのです。
うつ病がんばるな!
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