パニック発作と予期不安
パニック障害とは、神経症性障害の一種で、パニック発作が突然出現し、それが続くと、また発作が起こるのではないかという予期不安で生活に困難が生じる疾患をいいます。
パニック発作では、動悸、胸の痛み、窒息感、めまい、非現実感が突然起こってきます。
同時にこの発作には、このまま死んでしまうのではないか、倒れてしまうのではないか、気が狂ってしまうのではないかなどの強い恐怖感も伴っています。
発作の回数は、1回だけから間隔をおいて数回程度の人が多いのですが、中には毎日連発してしまう場合もあります。
本人の驚きと不安は強く、最初の発作の起きた状況に近い場面に対して、予期不安が起こる人がほとんどです。
そのため電車や飛行機、高速道路などで乗り物恐怖がでてきたり、会議室、映画館、美容院など、その場から簡単に出られない場面が苦手になったりします。
発作そのものは、抗不安薬、三環系抗うつ薬、SSRIなどの薬物療法で落ち着きますが、発作が出なくなっても予期不安が残ってしまうことなどが多く、この心理的な不安に対しては、認知行動療法などの精神療法が有効とされます。
うつ病がんばるな!
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