認知症は治らない
認知症とは一度正常に発達した種々の精神機能が、慢性的に減退・消失することで日常生活・社会生活を営めない状態とされます。
中枢神経系の疾患をはじめさまざまな疾患が認知症の原因になります。
その中で最も多いものがアルツハイマー病で、この疾患の原因は不明ですが、脳の神経細胞の変化が数年から10年かけて緩やかに進行し、65歳以上の8%程度が罹患するといわれていますから、老化現象ではないのです。
次に多いのが脳血管性認知症です。
脳血管性認知症はアルツハイマー型認知症と異なり、全体ではなく血管障害の強い脳の責任部位の機能が低下するのが特徴で、進行も徐々にというより階段状に進みます。
また、パーキンソン症状など神経症状や幻覚などの精神症状が早くから出現するレビー小体型認知症、記憶障害よりも人格や行動などの社会生活上の障害の目立つ前頭側頭葉変性症など、4つのタイプの認知症があります。
しかし、それぞれのタイプには混合型が存在し、完全な純粋型は多くありません。
一般に認知症は、今のところ治療法はないとされていますが、治る認知症もあり、転倒後などの慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症などがあります。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|
|